東寺五重塔 京都市南区の東寺(教王護国寺)で29日、木造塔として高さ日本一の五重塔内部が公開されました。財団法人京都古文化保存協会が非公開文化財特別公開の一環として実施しているもの。
 公開されたのは、塔の1階にあたる初層部分。約4メートル四方の内部は五階まで貫く心柱が中心に据えられ、まわりには東西南北の方向に金色に彩色された4尊の如来(阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来)、さらに八大菩薩が囲んでいます。
 内部は薄暗く、訪れた見物客は仏像や壁に描かれた絵に顔を近づけ、熱心に観察していました。
 公開は5月8日まで。