東京電力が深刻な事態が続く福島第一原発に新たに2基の原発を増設する計画を政府に提出したことに対し、世界の平和を求める京都宗教者連絡会、日蓮聖人門下・京都立正平和の会、京都宗教者平和協議会、京滋キリスト者平和の会の4団体は4日、東京電力に抗議文を送りました。
 抗議文では、震災によって同原発が大きな事故を引き起こし、「安全神話」が崩壊したにもかかわらず増設計画を提出したことは、周辺の住民はもとより日本国民の不安は到底測りきれないものと指摘。「増設はさらに不安に陥れる結果を招くもので、容認できません」と批判しています。
 また、増設費用を震災復興と原発による被害者への補償に使うよう求めています。