はた保恵さんを「はげますつどい」 府立学校退職教職員日本共産党後援会は16日、京都市左京区の教文センターで、東山区から府議に立候補を表明した、はた保恵さんを「はげますつどい」を開催しました。
 はたさんは同志社大学卒業後、府立高校教諭として勤務。府高教組女性部長、京教組女性部長、全教女性部副部長などで活躍し、退職後は「東山の学校統廃合を考える会」の中心的メンバーとして、門川京都市長が強引に進める学校の統廃合を東山の地域壊しであると幅広い住民運動を展開してきました。現在、東山区は市、府議会とも共産党の議席が空白のため、はたさんを何としても同区から送りだそうと開かれたものです。
 司会の川上雅詮さんは、東北・関東大震災で亡くなられた多数の方への哀悼の言葉を述べ、いっせい地方選の意義と同後援会員である、はた保恵さん立候補の勇気にかならずこたえようと挨拶。また、地震救援募金も呼びかけられ募金箱が用意されました。
 同後援会代表の一人である寺内寿さんは開会あいさつで、「府高教組の長い闘いの歴史の中で、住民本位の革新自治体があり、老人医療無料化など国の制度にもなった施策がたくさんある。東山の太陽と親しまれてきた藤本貞子さんに続いて太陽のような、はた保恵さんを府会に送り出しましょう」と訴えました。
 同会の最年長で東山区在住の上村栄一さん(元府立田辺高校校長)は、「彼女は楽観的で,実行力に富み、話しているとたちまち元気になる。東山の太陽のような女性」と紹介。元同僚などから、激励のスピーチがありました。また、書道の退職教員からは語呂合わせの書が送られ、参加者からは大きな寄せ書き2枚なども贈られました。
 沖縄の着物に真っ赤な半襟を付けたはた保恵さんは、急遽立候補に至った経過と決意、奮戦中のできごとなどを軽快なスピーチで述べ、「定時制にも行けない15の春を嘆く子どもを一人も生み出したくありません。お年寄り、子どもを大切にせず、青・壮年を死ぬまで働かし、さらなる軍事大国めざす国策に異議申し立てをしない府政を変えたい。みんなで選挙に行けば世の中いいほうに変わる、これ世界の常識です」と笑顔いっぱいに決意を表明しました。
 府高現職後援会会長や同事務局長からの激励と決意などが述べられ、元同僚がフルートを演奏しました。
 同後援会の黒住嘉輝会長が、「肝っ玉がすわったお母ちゃんに優しさを秘めたはたさんを議会に送りだして、この京都から日本の夜明けを迎えるため、それぞれの地域で大躍進をとげるよう頑張りましょう」と、奮起を訴えました。(仲野良典)