昨年末、会社再建中の日本航空(JAL)が強行したパイロットと客室乗務員計165人の整理解雇。日航キャビンクルー・ユニオン(CCU)委員長の内田妙子さんは、不当解雇撤回を求めて提訴した原告団の団長として先頭に立ってたたかっています。内田さんに決意と京都の連帯について聞きました。
――第一回の口頭弁論(11日)の意見陳述に立ちます。
 日本航空は整理解雇する必要がなかった、まったく不当な解雇だったというということを明らかにしたいと思います。今回の整理解雇された客室乗務員は53歳以上のベテランが対象でした。そのうち9割はCCU組合が占めています。会社にはっきりものをいう組合活動家を狙い撃ちにしたのは明らかです。……
 私は客室乗務員になって36年になります。「一期一会の乗客に満足してもらえるサービスを」と思い一生懸命働いてきました。組合員としても1977年のクアラルンプール日航機墜落事故で同僚を失って以来、「空の安全を守り抜きたい」とがんばってきました。……
 ――京都でも共闘の輪が広がっています。
 原告団のメンバーは全国で支援を訴えています。京都では、京都総評などがJALの稲盛和夫会長が創業した京セラ前で抗議行動をされたと聞きました。日本共産党の志位和夫委員長や穀田恵二衆院議員にも大変お世話になりました。……
(詳細は「週刊しんぶん京都民報」3月13日付に掲載)