帝国データバンク京都支店が7日発表した、2月度の府内企業倒産件数は30件(負債総額39億700万円)となりました。
 前月から、倒産件数は18.9%(7件減)、負債総額は38.4%(24億3400万円減)と件数・負債額とも大幅に減少しました。
 倒産の主要因は「景気変動」が25件で構成比83.3%と件数・比率とも減少。資本金別では個人経営の倒産が23.3%(7件)と件数、比率とも減少しました。業種別では「サービス」が20.0%(6件)と6カ月ぶりに最多発となりました。。
 同支店は今後の見通しとして、1年間企業倒産の小康状態が続いているとしながら、「本業の回復が図れず資金繰りに苦慮する中小企業は確実に増えている。府内の企業倒産は、個人経営をはじめとした小規模な事業者から、やや規模の大きな企業に広がりを見せつつあり、予断を許さない」と指摘しています。