闘って勝利祝う 全労連全国一般労働組合京都地方本部(鎌野敏徳委員長)は4日、京都市中京区内で昨年末に解決した2争議について合同勝利報告集会を開きました。支援者ら50人が集まりました。
 2争議は、湯の花温泉(亀岡市)のホテル「渓山閣」で、正社員・小林正人さんの不当解雇撤回闘争と、京料理店「明保野亭」(京都市東山区)を経営する「岩井物産」で、店長だった千葉恵子さんの不当解雇撤回闘争。
 それぞれ、解雇撤回・合意契約解除と解決金支払い(渓山閣)、解雇撤回・職場復帰と慰謝料支払い(岩井物産)で勝利しています。
 あいさつした鎌野委員長は、2争議で「渓山閣」がセクハラ・パワハラのでっち上げ、「岩井物産」が退職届のねつ造など、不当で厳しい謀略をはね返すたたかいだったと報告。「2人のあきらめないがんばりと労組・弁護士の支援で勝利できた。この力で労働者・中小業者が主人公となる社会をつくるたたかいをさらに広げよう」と呼びかけました。
 小林さんは、「ずっとこの日を夢見てきた。労組や弁護士、3300の署名の支援が力となって勝利できた。これからお返しするためにたたかいに加わりたい」と述べました。
 千葉さんは、「勝利できてうれしい。でも、まだ会社は1円も払っておらず、復帰先は孤独な職場とされるなど条件がまだ合っていない。これからもがんばりたい」と訴えました。