どんど焼き 左義長(どんど)は京都の大半の神社では15日に行われましたが、大山崎町にある離宮八幡宮は16日。左義長は神社によって少し違いますが、三方に青竹や松を組み立てて、中に注連縄(しめなわ)や門松などの正月飾りを入れて燃やす神事です。写真は一気に燃え上がるどんどを見守る人たちで、「ワー 暖かい!」と一斉に驚きの声が上がっていました。5人の小さな孫を連れて参拝した女性は「この孫たちが無事に育つようにとお願いしました。年長組から1年生まで5人ですから賑やかなこと。嬉しいです」と笑顔たっぷり。
 また、新婚ほやほやのお二人さんは「やっぱり元気な子どもをさずかりますようにです」とこちらも笑顔で話していました。境内では温かい小豆粥が振る舞われて子どもたちも「おいしい」といいながら食べていました。
 同神社は本邦製油発祥の地として栄えた神社で有名であり、また京の喉元にあたる重要な戦略地でもあって財力もあり、また天皇綸旨(りんじ=蔵人が勅命を受けて書いた文章)や足利義満や徳川家康の書状など多数を保存しています。(仲野良典)