9日おこなわれた八幡市議会本会議で、八幡市は府との府営水道の基本水量などの協定見直しについて、「受水している府南部自治体で協議していきたい」と言明しました。日本共産党の山本邦夫市議の質問に答えたもの。市はこれまで「府と協議する考えはない」としていた態度を転換しました。
 山本市議は、府との協定は基本水量を過大に見積もったものであるため、年間1億3000万円もの市民負担になっていることを指摘し、協定を見直して水道料を引き下げるよう求めました。
 さらに、府営水道特別会計から一般会計に2005年度(平成17)以降総額18億7500万円を貸し付けているのに、一切返済はしていませんでした。
 山本市議は、府と市の信頼関係を掘り崩すような財政運営を是正するよう府に求めるべきと指摘しました。
 これに市側は、府との協定の見直しに向けた関係自治体との協議に初めて言及するとともに、宇治水系の受水自治体が府にたいし、府営水道の経理の詳細を明らかにするよう求めてきたことも明らかにしました。(Y)