夏目漱石と戦争 京都北・上革新懇は20日、西陣の町家「古武」(京都市上京区)で、『夏目漱石と戦争』を上梓した日本近代文学研究者の水川隆夫氏を迎えた講演会を開き、60人が参加しました。
 水川氏は、漱石が生涯で3度の対外戦争に遭遇し、それらの戦争をどのように見て、どのように考え、どのように語ったかという言説を、作品や伝記的事実を通じて紹介。戦争協力や徴兵制を逃れるため、戸籍を変えたりした弱さや漱石が生きた時代的制約もある中で、作品を通じ戦争を批判的にとらえるようになった変遷について事例をあげて話しました。
 参加者からは「夏目漱石が生きた時代で、戦争を批判していたことを知り漱石を見直しました」「もっと漱石のことを学びたい」などの声が寄せられました。
 同革新懇では、世界に誇る憲法、戦争放棄をかかげた9条をもつ日本に誇りを持ち、機会あるごとに、平和・民主主義・生活向上を望む多くの人々との共同と対話を広げ、革新懇運動を前進、発展させていきたい、としています。(太田建造)