京都社会保障推進協議会(津田光夫議長)は13日、「介護の日」(11月11日)に合わせて介護に関する悩みに答える無料電話相談「介護なんでも110番」を実施しました。
 29件の相談が寄せられ、これに対し看護師・ケアマネジャーなど15人の相談員が答えました。
 相談の内容は、「サービスや利用料への不満をケアマネに伝えても、『規則だから仕方がない』と言われた」「サービスを受けたいが、『一人で歩いて出かけられるうちは無理』と役所から言われた」など、現在のサービスやその認定基準への不満が相次ぎました。
 相談者のうち「70代以上」が最も多くて12人(41%)。うち6人が「独り暮らし」で自らの介護についての相談、3人が自分以外の70代以上の家族の介護についての相談を、寄せました。
 また、介護労働者からも「夜勤で午後3時に出勤し、帰宅が翌日昼12時。それが月8回もある」「重度障害者の施設で働き始めたが、研修もなく『仕事は見て覚えろ』と言われて戸惑っている」など、労働条件に関する相談も寄せられました。