京都二尊院の紅葉 常寂光寺から徒歩5分ほどで立派な門が現れます。総門をくぐってすぐの参道は「紅葉の馬場」として知られ、時代劇などでもおなじみの紅葉の名所です。今のところせり出す葉の上部は赤く色づき始めていますが、全体としては青楓。広い参道全体が赤く燃え上がるのはもう少し日が経ってからのようです。
 本堂前の庭には紫、緑、黄緑、黄色、橙、赤などさまざまな色の葉が並び、美しいコントラストを見せます。本堂では寺名の由来となっている釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を拝むことができます。
本堂から急勾配の階段を上り、二条家や三条家など公家の墓を横目に歩くと山中の入口に到着。薄暗い山道を抜けると、藤原定家が百人一首を撰定した「時雨亭跡」が残されています。
 一年を通じて参拝客の多い寺社ですが、夕刻ころには落ち着きます。和歌を記した看板が多く立ち並ぶ境内で藤原定家の時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

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京都二尊院の紅葉
京都二尊院の紅葉
京都二尊院の紅葉
京都二尊院時雨亭跡
紅葉スポットDATA

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  • 住所:京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 TEL075・861・0687
  • 交通:市バス「嵯峨小学校前」下車徒歩10分、またはJR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車徒歩15分
  • 拝観時間:9:00~16:30
  • 拝観料:中学生以上500円、小学生以下無料
  • 紅葉状況:
  • 紅葉樹:カエデ