日本共産党舞鶴地区委員会は15日、14日投開票で行われた舞鶴市議選の結果について声明を発表しました。
 全文は次の通りです。

 11月14日投票で行われた舞鶴市議会議員選挙は、2減った定数28に33人が立候補する多数大激戦となりました。日本共産党は後野和史、小杉悦子、伊田悦子の3人は当選しましたが、浅野智明は及ばず、現有4議席を確保することができませんでした。
 候補者を先頭に、党員、後援会員、支持者のみなさんの昼夜を分かたぬ奮闘に心からお礼申し上げますとともに、4人全員当選をなしとげることができず心からお詫び申し上げます。
 日本共産党の4人の得票は4837票で、参院比例票比の131.6%でしたが、前回からは357票減らし、得票率も10.8%で前回から0.6%後退しました。
 各候補の得票は、後野和史1318(前回比88減)、小杉悦子1243(前回比95票増)、伊田悦子1227(前回比52減)、浅野智明1048(前回比313減)でした。
 民主党は公認の新人2人が落選し、得票が2105票で参院比例票の18.4%にとどまりました。推薦1人が当選しました。自民党は公認6人(前回は9)で9209票、参院比例票の71.7%でした。公明党は公認4人(前回は4)で6176票、前回から464減らしました。みんなの党の新人は526票で落選しました。
 今回の市議選は、07年2月の市長選を前後して、党と市民団体が共同して市民病院を民間委託することの是非を問う直接請求運動を大きく広げたことが大きな契機となりオール与党体制が崩れたもとでたたかわれました。これまでの市議選と全く異なる構図のなかで、住民の運動と結んで市政の前向きの変化を生み出した党議員団の役割を明らかにするとともに、10年間のたたかいで子どもの医療費無料化実現、21億円の和田埠頭市負担金の解消など、この4年間の実績と値打ちを太く押し出してたたかいました。
 現市長が新たに擁立した候補は、「(創政・鶴声は)なんでも反対、予算案に反対、修正案も出さずに反対」と訴え、〝市長の刺客〟対〝抵抗勢力〟の構図を描きました。あらゆるつながりを活用し、「共産党はようがんばってやから、大丈夫」「組織があるから大丈夫」の口コミも意識的に流しました。自民系現職は、「刺客」攻撃を逆に利用し危機感で地域締めつけを強めるとともに、地盤ではない新たな地域へも支持を広げようとしました。
 これまでとは全くことなる新しい様相のもとで、参院選での後退を全面的に総括し、いっせい地方選をたたかう方針を提起した二中総指針に、政治論戦でも、組織活動でも、あらゆる活動で新たな探求と挑戦が求められる選挙となりました。また選挙戦の激しさを直視し、それに打ち勝つかまえ、得票目標を実現する確固としたかまえが問われた選挙でもありました。
 選挙結果について、党の内外からのご意見やご感想に積極的に耳を傾け、二中総決定を指針に分析と総括を深めたいと考えます。総括を生かし、党の活動を発展させ、来年2月の市長選、3月の京都府会議員選挙での前進・勝利に、大きな志をもって挑戦しましょう。

以上