日本共産党の前窪義由紀府議と同宇治市議団(水谷修団長、7人)は8日、自衛隊宇治駐屯地司令に対して9、12の両日に行われるヘリコプターの離発着訓練の中止を申し入れました。
 申し入れでは、訓練で使用される輸送用ヘリ「UH-1H」型機が、10月3日に陸上自衛隊八尾駐屯地(大阪府)で飛行中に墜落・大破したものと同型機と指摘。事故後中止されていた訓練が、事故原因が解明されないままに再開されると批判しました。
 前窪府議と同市議団は、「そもそも市街地での軍事訓練は、市民のくらしと命を守る上で大きな脅威と危険をもたらすもので、実施すべきではない。市民生活の安全と安寧を確保するため訓練の中止を求める」と述べています。
 同駐屯地は幼稚園、小・中学校、大学、住宅などと隣接。同党には近隣住民から訓練による騒音と振動への苦情が寄せられています。