駐屯地創立記念行事 住宅街のど真ん中に立地し、3日には、ヘリが墜落事故をおこした 陸上自衛隊八尾駐屯地(大阪府)で23日、年に一度おこなわれる軍事イベント「駐屯地創立記念行事」が行われました。
 JR志紀駅を降り、商店街を10分程度歩くと、ヘリの爆音が聞こえてきます。非常に大きな音で、駐屯地に隣接する志紀中学校をはじめ、騒音による被害が存在することは明らかです。また、住宅街上空を低空飛行するため、住民は常に墜落の危険と隣り合わせの生活を余儀なくされています。
 駐屯地内には、迷彩服に身を包み、銃を持った自衛隊員や、74式戦車、ヘリがずらりと並んでおり、自衛隊がいかに憲法違反の軍隊であるか実感できます。
 八尾駐屯地は、墜落の危険性や、騒音など物理的な危険だけではなく、非常に危険な歴史教育を駐屯地内で行っています。八尾駐屯地には、広報展示室という施設が存在しますが、この施設の案内板には、堂々と「大東亜戦争」という表記がされています。内部の展示も「大東亜戦争」や「英霊」など、靖国神社の歴史観がいたるところに展示されています。自衛隊の公式な施設において、歴史的事実を歪曲し、政府解釈とも異なる歴史観を主張することは、あってはならないことであり、すみやかに撤去するべきです。(椥原正)