伏見地区労 京都総評に加盟する伏見地区労の2011年度定期大会が22日、伏見総合庁舎ホールで開催され、10年度運動の総括と11年度の活動方針が決議され、新しい役員が選出されました。
 冒頭、来賓の京都総評の梶川憲事務局長が連帯の挨拶で、「伏見地区労は労働相談・生活相談の取り組み、春秋の地域総行動でも先進的な役割をはたし、新しい地域ユニオンの組織拡大も府下最大のユニオンに前進させるなど京都総評の牽引的な役割を果たしている」と述べるとともに、大企業の横暴と対峙して「人間らしく働くルールの確立」や「公契約条例制定」運動など地域に根ざした労働運動の重要性について指摘しました。
 伏見地区労の香川裕一事務局長が、運動のまとめと11年の方針を提起。労働者をとりまく厳しい情勢の中で○伏見区内12カ所での早朝・夕方宣伝行動○3カ所からのパレード○労基薯長やハローワーク所長への申し入れと懇談○年2回の12分野の専門職を配置しての大手筋の特設会場での「暮らし相談会」○大学生の就職活動援助も龍大教職組と共催で現場労働者が直接講演する「就職ガイダンス」の充実○第2回「ミュージック・ピース・フェスin伏見」などを成功させてきた取り組みを報告。そして、5年前に立ち上げた誰でも入れる「伏見ふれあいユニオン」加盟者が約260人に到達し、来春の早々300人のユニオンに飛躍させようと提起しました。
 代議員の発言として、○建設労働者の厳しい状況だからこそ組織拡大を精力的に展開する京建労伏見・醍醐両支部○後期高齢者医療制度即廃止など訴えた年金者組合伏見支部○不当な分限免職処分取り消しを求めて闘う全厚生南分会の仲間○化学一般の新日本理化労組の春闘、秋闘の闘いとレクレーションの取り組み、などがありました。
 大会では「働く者の暮らしを守り、平和の取り組みを引き続きすすめていく」大会宣言や社会保険庁職員の不当解雇を撤回させ、安心できる公的年金制度を確立する特別決議などを採択し、新役員を選出して閉会しました。(仲野良典)