アメリカ政府が9月15日に未臨界核実験を実施したことを受けて13日、福知山市の松川正治市長と松本良彦市議会議長が、「核兵器廃絶と平和を願う人々の思いを踏みにじる極めて遺憾な行為」とする抗議文を米国大使館に送付しました。
 抗議文は、同市が核兵器の全面禁止と廃絶に関する議会決議(1985)や恒久平和都市宣言に関する議会決議(1987年)、全ての核実験禁止と核兵器廃絶を求める決議(1999年)など採択してきたと紹介し、「市民一人ひとりの願いとして、あらゆる国の核兵器の廃絶と全面核軍縮による恒久平和の実現を訴え続けている」と述べています。
 また、臨界前核実験の継続的な強行は、核軍縮への国際的機運を阻害するものと指摘し、「核兵器の廃絶と恒久平和、地球環境保全のために最大限の努力をされるよう強く要請する」と訴えています。
 同市は今年1月1日にも、広島市長が2020年までの核兵器廃絶を目指して呼びかけている平和市長会議に加盟しています。