ヒガンバナ 10月に入って朝晩は涼しく、秋も深まった京の街。鴨川河川敷の彼岸花も残り咲きとなりました。写真は9月下旬には真っ赤な花を咲かせていた鳥羽付近の鴨川河川敷に群生していた彼岸花の残り咲きです。
 彼岸花の学名Lycoris radiateは、ギリシャ神話に登場する海の女神に由来していると言われています。かなり古い時代に中国から渡来しました。球根は有毒なアルカロイドを含んでいますが、去痰薬として利用されています。マンジュシャゲ・シュウキスイセン・キツネノカミソリ・ナツズイセンなどたくさんの名前が有り、花の色も一般的な赤の他に白、黄、桃などもあります。花言葉は「悲しき思い出」。(仲野良典)
 「悔いるこころの曼珠沙華燃ゆる」(山頭火)