第54回北区母親大会が19日、北区のこぶしの里サテライト今宮で行われ、60人が参加しました。
 「すべての人に豊かな老後を、安心して老い、安心して暮らせるために」と題して、広末利弥・社会福祉法人七野会理事長が講演。介護保険が導入されて10年、改悪ばかりでサービスが低下し、権利としての福祉施策は減少し、市場化が進んでいる現状が紹介されました。広末氏は「医療や福祉とはいつでもどこでもだれでもが必要な時に必要な人が必要なだけ受けることが出来るもの。お金の心配なく安心して暮らせるよう、憲法に基づく社会保障、社会福祉の復権を目指そう」と呼びかけました。
 参加者らは「仲間を作り、広く知らせ、運動化していく大切さを痛感した」と話していました。(植野君子)