対人恐怖症に悩みながら新たな道を模索していく若い女性を描いた映画「アンダンテ~稲の旋律~」が26日、山科区の東部文化会館で上映されます。
 映画は、主人公の千葉を中心に、自分の夢を知らず知らずのうちに子どもに託していた母親の悲しみや、農業経営のきびしい現実に立ち向かいながら土とともに生きる青年の姿など、それぞれの人生を交えて現代人の葛藤と再生を見つめています。さわやかな田園風景も見ものです。原作は旭爪(ひのつめ)あかねさんの「稲の旋律」(新日本出版社)、監督は金田敬氏。
 10時半、14時半の2回上映。いずれも字幕、副音声付。午後の上映前にバリアフリー上映を進めているボランティアサークル「京都リップル」によるミニ講演があります。
 一般1500円(前売り1200円)、障がい者、小学生~高校生800円(当日とも、介助者1人同額)。問い合わせ先は実行委員会事務局℡075・594・5841(林)。