京都府立植物園ひょうたん 左京区の府立植物園内北西にある宿根草・有用植物地帯の棚で、13種類のヒョウタン(瓢箪)やカボチャ(南瓜)がいっぱい垂れ下がって、今が見頃です。
 ヒョウタンは徳利などに代表される「中国瓢」、これを上下に少し伸ばしたような「明日香美人」、さらに伸ばした「長ビョウタン」や「スーパー長」、そして最長1.6メートルほどの細く蛇行している「ヘビウリ」、表面の釣り鐘の乳(チ)のようなイボがたくさがある丸い「梵鐘」、ハンドボールほどの大きさの「大丸十貫」、カボチャではあまり見られなくなったヒョウタン形の「シシガタニカボチャ」、大きくて重量に耐えられなくてカゴに支えられたヒョウタンもあります。
 連日35°Cを越える猛暑で、植物園に訪れる人はまばらですが、技師・職員さんの水やりは一日中で大変です。北出入り口にあったヒョウタントンネルを今年は種類や棚を3倍ほどにして、西北の宿根草地帯に新しくヒョウタン棚がつくられました。猛暑でも森林の小径やヒョウタン棚の下は涼しく、結構楽しめます。(仲野良典)