ピースフェスタ2010木津の戦争展 「ピースフェスタ2010木津の戦争展」(実行委員会主催、木津川市・教育委員会後援)が21、22の両日、木津川市中央交流会館で行われ、450人が参加しました。アジア太平洋戦争終結から65年という節目に薄れていく戦争と戦時下の生活の記憶を次代に伝え、平和の尊さを再確認し平和を求める行動を地域で広げ、強めて行こうと初めて開かれたものです。
 フェスタでは、国境なき芸能団代表の笑福亭鶴笑さんがパペット落語を披露。今年12月にイラクを訪問する鶴笑さんに、ピースフェスタに集った全員から「子どもたちが笑いを取り戻せるように」と願ったカラフルな手まりを託しました。
 会場では、遺品の展示のほか、米の精白(米つき)や千人針の疑似体験、「原爆の子 さだ子の願い」の紙芝居などが行われました。また、牧師が戦時下の宗教者へ強制された戦争協力の実態やシベリア抑留者の家族らが戦争の非人間性について話しました。各所で人の輪ができ、戦争体験を語る場面も見られました。(田中康夫)