20100726-01jpg.jpg 8月2日から始まる原水爆禁止世界大会に向けて、NPT(核不拡散条約)再検討会議を受けてさらに核廃絶の声を広げようと「NPTから世界大会へ京都のつどい」(京都原水協、京都総評主催)が24日、京都市中京区で開かれ35人が参加しました。
 京都原水協の小杉功事務局長がNPT再検討会議の成果を報告。核廃絶を求める署名700万人分を届けた結果、国際平和会議の席上でパン・ギムン国連事務総長が「私たちの共有するビジョンは実現可能。それは核兵器のない世界です。私は(8月に)広島で核兵器のない世界を求めて声をあげる」とのべ、カバクテュランNPT議長がNPT再検討会議の席上で「署名を受け取り、市民社会の熱意に応えなければならない」と発言したと紹介し、「最終合意文書でも私たちの運動が評価されている。運動で核兵器廃絶の流れは止められないものとなったことを確信にしよう」と呼びかけました。
 その上で、今年の原水爆禁止世界大会は同会議の決定を実行させる運動を広げる出発点であると指摘。日本政府が被爆国としてイニシアチブを発揮しないことを批判し、「政府の『核抑止力論』を打ち破るには、被爆の実相を次世代に伝えていくことが必要。参加をさらに広げて大会にのぞもう」と呼びかけました。