20100726-02jpg.jpg 乙訓郡大山崎町の真鍋宗平民主町政の継続発展をめざす学習会が25日、同町のふるさとセンターで開かれ、90人が参加しました。大山崎町長選は10月に行われる予定です。同学習会は大山崎明るい民主町政をすすめる各界連絡会が主催しました。
 真鍋町長が4年間の町政について報告しました。京都府による過大な府営水押しつけについて、過大な基本水量の撤回を求めて裁判で訴えてきた経過をのべ、「水道事業の赤字の解決には水量削減しかない。府には引き続き撤回を求めていこう」と呼びかけました。また、水道に同町の地下水をブレンドすることで単価引き下げを実現したと報告。「今後、大山崎の豊かな自然が生む安くておいしい地下水を活用したまちづくりの材料にもなる」と述べました。
 また、前町政から引き継いだ財政難を解決し、3年連続黒字に転じてきたことを報告。財政難の原因は、インタージャンクションや第2外環道路建設にともなう税収減や中学校移転費の引き受けなどによるもので、「町の身の丈をこえる事業を引き受け続けたから」と指摘。今後の進むべき道として「この“引き受け”が復活すれば再び財政難に陥る。“引き受け”体質を見直し、自分で自分にあったまちをつくる覚悟を決めて、町政を継続発展させよう」と呼びかけました。
 奈良女子大学の中山徹教授が「国際化時代における市町村のあり方」と題して記念講演。少子高齢化対策が21世紀の課題として、地域で医療・介護・教育サービスを連携する行政が必要と指摘し、「大山崎町のような規模の自治体はきめ細かな行政サービスができる。より良いまちづくりをすすめるために、行政だけでなく住民が協働して支える取り組みをしてほしい」と述べました。