参院選西院街頭演説 参院選が公示された24日、日本共産党の市田忠義比例代表候補(書記局長・参院議員)が京都入りし、京都市右京区の阪急西院駅前で、成宮まり子京都選挙区候補とともに街頭演説。約500人の聴衆を前に市田候補は、「最大の争点は、暮らしが大変な時に、大企業の減税の財源のために消費税増税を許すのかどうかだ。消費税増税ノ―の審判を下そう。日本共産党の比例5議席絶対確保と、伝統ある京都の選挙区で西山さんの後継ぎ、成宮まり子さんを国会へ送り出していただきたい」と力を込めて訴えました。
 約30分の演説の中で市田候補は、「消費税増税では民主も自民も事実上の大連立だ」と批判。両党がそろって「消費税10%」を法人税減税とセットで打ち出しているのは、日本経団連が4月に打ち出した方針書に応えたもので、「消費税増税は大企業減税の穴埋めのためだ」と指摘しました。そして、財界が「日本の法人税は高すぎる」などとウソの宣伝をしていることを批判し、それがウソであることの例証の一つとして日本経団連の幹部自身が「日本の法人税は高くない」と認めていることを紹介しました。
 また市田候補は、「まともな党かどうか見極める試金石」として、アメリカ、財界言いなりにメスを入れる党か、アメリカ、財界に国民の立場でモノが言える党か―の2点を提示。財界にも、アメリカにも、国民の立場でモノが言える党、日本共産党への支持を訴えました。
 成宮候補は、「今度の選挙は命と暮らしがかかっています。だからこそ私は消費税を上げるのは絶対反対なんです。京都の2つの議席に、増税あかんとはっきり言う議席が必要ではないでしょうか。成宮まり子を勝たせていただきたい」と訴え。党派を超えて日本共産党に託してほしいと呼びかけました。
 街頭演説には、岩橋祐治京都総評議長、西山登紀子元参院議員が応援に駆けつけ、車上に並び紹介されました。