参院選京都選挙区候補5氏による公開討論会(社団法人京都青年会議所などが主催)が18日開かれ、日本共産党の成宮まり子候補は「消費税増税は絶対に反対し、財界・大企業とアメリカに国民の立場でモノを言う政治に変えます」と訴えました。
 討論会では、消費税問題などの経済・財政問題と、普天間基地問題を中心にした外交・安全保障問題をテーマに議論しました。成宮候補の他に、民主党現職の福山哲郎、同党新人の河上満栄、自民党現職の二之湯智、幸福実現党新人の北川智子の各氏が参加し、政策を訴えました。
 与野党のマニフェストで掲げられている消費税増税問題について、成宮候補は、「景気を冷やし、庶民の暮らしを苦しめる消費税増税には絶対反対」と強調。この10年間で雇用者報酬が5・2%減少する一方、大企業の内部留保が140兆円から230兆円へ増えているデータを紹介し、「大企業のための景気対策でなく、国民や中小企業のための景気・経済対策に改めるべき」と訴え、雇用を守り、中小企業を支援し、社会保障を充実させる施策を述べました。
 他党候補は「菅首相が消費税増税について述べたのは、強い財政、社会保障をつくるため」(民主・福山氏)、「財政が厳しいなか、菅首相は消費税の増税を打ち出した」(民主・河上氏)、「消費税は5%上げるべき」(自民・二之湯氏)と述べるなど、民主、自民とも消費税増税を主張しました。
【詳細は週刊しんぶん「京都民報」6月27日号】