半夏生 葉の半分が白く色づく珍しい花、半夏生(ハンゲショウ)で有名な庭園が京都市東山区の両足院で特別公開されています。7月11日まで。
 夏至から10日程過ぎた時期を半夏生と言い、その頃に花を咲かせることや、葉の半分が白くなり“半化粧”のような姿であることから名が付いたという半夏生。庭園は、池のまわりを歩いて楽しむ池泉廻遊式というスタイルで、涼やかで静かな時間を過ごすことができる京都府指定の名勝です。 
 同院副住職の伊藤東凌さんは、「普段は座禅を組む方だけが拝観できますが、3年程前から時期を限定して一般公開も始めました。まだ一分咲きほどですが、20日頃にはいっせいに葉が白く変わるので、多くの方に見に来てほしい」と話しています。
 特別拝観の期間中、国宝「如庵」の写しである茶室「水月亭」も特別公開されます。
 場所は両足院(京都市東山区小松町591、建仁寺山内)。10時から17時。6月30日拝観中止。一般600円、高中生300円、小学生以下無料。問い合わせ先は、TEL075・561・3216(両足院)。