円山演説会 日本共産党の志位和夫委員長を招いての演説会が30日、京都市東山区の円山野外音楽堂で開催されました。2800人の参加者を前に志位委員長は、「参院選の投票まで6週間。日本共産党への支持を広げに広げて、比例代表では市田忠義書記局長をはじめとした5人全員当選、京都選挙区からは成宮まり子さんをぜひ国会に送り出してほしい」と呼びかけました。
 「参院選はアメリカと財界・大企業にものがいえない政治をこれ以上つづけていいのかが大争点」と切り出した志位氏は、国民の暮らしを守るルールある経済社会をつくるため、同党の5つの提言(〈1〉人間らしく働ける雇用のルール〈2〉中小企業を守る〈3〉農林水産業の再生〈4〉社会保障の立て直し〈5〉財源問題)を説明し、「大企業から献金をもらっていない日本共産党を伸ばすことが暮らし守る力になる」と強調しました。
 また志位氏は、「アメリカにもの言えない政治を続けていいのか」と問いかけ、さきごろ訪米しNPT再検討会議での働きかけとアメリカ政府に直接、沖縄県の米海兵隊普天間基地の無条件撤去を求めた交渉について報告。NPT再検討会議成功に大きく働きかけ、「核兵器のない世界」にむけた重要な一歩前進に貢献し、米政府とは意見の違いがあっても対話の道が開かれたことは大きな価値があったと訪米の成果を強調。「事実と道理にたってはっきりものをいうのが本当の外交。基地のない沖縄と日本をつくるためともに力をあわせよう」とよびかけました。
 最後に志位氏は「今度の参院選はアメリカにものがいえるか、財界・大企業にものがいえるかが大きな試金石。それに合格できるのは共産党、市田さん、成宮さんしかしかいない『日本の夜明けは京都から』という素晴らしい合言葉のある京都が党躍進の原動力となってほしい」と呼びかけました
 成宮候補は、「平和と命・暮らしを守る政治の実現へ、大激戦の京都選挙区で勝ち抜き、市田さんとともに国会へ送り出してほしい」と訴えました。(演説会の詳細は「週刊しんぶん京都民報」6月6日付)