大久保駐屯地創立記念行事中止申し入れ 陸上自衛隊大久保駐屯地で開催される創立記念行事に向けて、ヘリコプター離発着や空砲射撃の訓練が行われようとしている問題で、20日、日本共産党と宇治久世教職員組合、新日本婦人の会宇治支部が、大久保駐屯地を訪れ、中止を申し入れました。
 日本共産党からは、浜田よしゆき衆院6区候補、前窪義由紀府会議員、向野憲一宇治市会議員、清沢昌弘城陽市会議員、巽悦子久御山町会議員、田村和久洛南地区委員長が参加し、上杉広報室長が応対しました。
 申し入れでは、これまでも自衛隊基地でのヘリコプター離発着や空砲射撃によって、「テレビの音が聞こえない」「児童が集中できずに、授業にならなかった」などの苦情が寄せられていることも紹介し、「爆音・環境」被害をもたらすヘリコプターの離発着や空砲射撃を中止すること、自治体が実施している平和の取り組みに逆行する装備品の展示や試乗を中止すること、住民に被害を及ぼす「爆音行為」は一切中止すること、の3点を申し入れました。
 上杉室長からは、「この間のみなさんからの申し入れなども考慮して、学校や職場にご迷惑をかける平日の訓練については、今回は、空砲射撃訓練は昼休みの1回だけ、ヘリコプターの離発着は金曜日の午前中だけにするなど、改善をした」との回答がありましたが、「そもそも、訓練が必要な危険なことを、市民が参加する記念行事の場で行うべきではない」と、強く申し入れました。(H)