石鎚山登山 新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは14日から16日、春の特別例会「四国石鎚山・面河渓谷と道後温泉」を行い、26人が参加しました。
 14日8時、貸し切りバスで京都駅前を出発。名神・中国・山陽道を通り、福山SAで昼食休憩。ご当地「尾道ラーメン」を食べ、よく手入れされ、色とりどりの花をつけたバラ園を散策。尾道からしまなみ海道を今治に向かう途中、雲一つない快晴で瀬戸の海や島々がキラキラ輝いていました。
 石鎚スカイラインを経て、土小屋にある国民宿舎に5時半到着。道中あふれるばかりの新緑の中、うす紫の桐や藤の花、ニセアカシヤの白い花が目を楽しませてくれました。
 2日目は8時に、準備体操をしてBコースの2人に見送られて出発。真青な空の絶好のハイキング日和ですが、気温は低く霜が降りていました。木々の芽はまだ小さいのに、アケボノツツジ、おおかめの木、山桜が美しく咲き、足元にはショウジョウバカマやスミレ類が花をつけ、うぐいすがさかんにさえずっていました。
 登山路にある65メートルの二の鎖に15人が挑戦しました。68メートルの三の鎖にも2人が上り、11時過ぎに全員が弥山の頂上の石鎚神社に到着。山頂は大勢の人で賑わっていました。何人かは目もくらみそうな馬の背を登り、天狗岳を往復しました。
 昼食休憩後、記念写真を撮り往路を下山。谷あいには30センチ程もあるつららが数本残っていました。14時半に土小屋でBコースの2人と合流し、道後温泉へ。
 3日目は9時に出発。まず七十五番札所の善通寺に行きました。樹囲11メートルもある大楠に圧倒され、その後金毘羅宮へ。名物のさぬきうどんを食べた後、785段の石段を上がり金毘羅本宮を参拝。境内からはさぬき富士や瀬戸大橋がよく見えました。健脚組は更に583段を上がり、標高421メートルの奥社まで行き、岩壁に彫られた天狗と鳥天狗を眺めました。
 鳴門、明石大橋を通り8時に京都駅に無事帰着。3日間、快晴に恵まれた山あり、海あり、温泉あり、観光あり、花と新緑のすばらしい特別例会となりました。(栄)