成宮・市田事務所開き 2カ月後に迫った参院選での勝利・躍進を目指す日本共産党京都府委員会は28日、「日本共産党成宮まり子・市田忠義(比例代表)事務所」開きを上京区堀川丸太町上ルで行いました。700人の参加者に、比例代表候補の市田書記局長と成宮・京都選挙区候補が勝利の決意をのべました。
 市田氏は、今度の参院選は「どういう日本をつくるのか政治の中身が問われている」とのべ、「比例代表650万票以上の実現で5議席絶対確保し、京都から今度こそ成宮候補を国会へ送り出してほしい。京都のみなさんのご支援を心からお願いしたい」と訴えました。
 その上で、市田氏は、普天間基地や後期高齢者医療制度で公約を投げ捨て、「政治とカネの問題」でも国民を裏切っている民主党と退場の審判を受けながら反省のない自民、公明の各党を厳しく批判。一方で、次々と誕生している新党について、構造改革路線の一層の推進を掲げる党や消費税増税と憲法改定を看板にする党など、破たんした古い自民党となんら変わらないと指摘しました。
 市田氏は「これらの政党に政治を変えたいという国民の願いを託すことはできない」と強調し、「医療と暮らしを守る、財界言いなり、アメリカ言いなりの2つの異常をただす、憲法と民主主義を守る、この3つの仕事ができるのは日本共産党しかない。このことが誰の目にも明らかになっている。全国で保守層を含め大きな変化が起きている。参議院選挙は絶好のチャンス。日本の夜明けは京都からの心意気で、全力でがんばろう」と訴えました。
 成宮候補は、京都府内を何度も駆け回り、府民いじめの政治の実態を見てきたことを紹介しながら、「高すぎる国保料の1万円の引き下げで府民の命を守り、労働者派遣法の抜本改正、中小業者応援の政治実現、米軍基地も軍事同盟もない平和な日本をつくるため全力で奮闘する」と決意を表明。「比例代表での党の支援を広げに広げるとともに、今度こそ京都での議席を取り戻す。地方議員、党支部、後援会員と力をあわせ必ず勝ち抜く。そのためのご支援を」と呼びかけました。
 同党府委員会の渡辺和俊委員長は、「京都府知事選挙で寄せられた府民の政治を変えてほしいとの熱い思いを生かして、参議院選挙では、必ず躍進・勝利する」と決意表明。「京都選挙区は、新党も含めると5人が立候補する予定だ。しかし、古い自民党政治を変えることのできる日本共産党か、自民党政治を変える力のないその他の政党か、2つに1つが問われる選挙だ。日本共産党への大きな支援を」と訴えました。