宇治川土のう流出事故懇談 宇治川の土のう流出事故問題で、日本共産党の穀田恵二衆院議員(代理)、成宮まり子参院京都選挙区候補、浜田よしゆき衆院6区候補、前窪義由紀府議、水谷修・坂本優子両宇治市議は25日、宇治市観光協会と懇談しました。
 同事故は2月末、宇治川の河床掘削工事に際して、仮設閉め切りのために積み上げていた土のうが転倒・流出したもの。日本共産党は16日、淀川河川事務所に事故の原因、経緯、責任を明らかにすることなどを申し入れました。懇談は、申し入れの報告も兼ねて行いました。
 観光協会側は、山本哲治会長、多田重光事務局長が対応。事故当時の様子について、現場の写真も示しながら、「20トンの流量が120トンに増えたとたんに、土のうの転倒・流出が起こり、臭いにおいのする濁流が流れ出した。遊覧船は大きく揺れて、一歩間違えば大事故になっていたかもしれない」と話しました。そして、「観光客からは、『なんであんな工事をやったのか』と聞かれ、そのたびに説明をしなければならない」「24日から撤去工事を始めるという話だったが、増水で遅れ、このままでは、5月の連休までに終わるのか、不安だ」と語りました。
 また、河川事務所が究明中の事故原因について、「発注の側に問題があったのではないか」、宇治川改修工事のそもそもの目的である1500トン放流については「必要があるのか」と意見、疑問を語りました。(H)