18日に乙訓郡大山崎町が過大な府営水の押しつけ撤回を求めた裁判で原告敗訴の「不当判決」を受けた問題で、同町の住民で作る「大山崎の水を考える会」と「大山崎明るい民主町政をすすめる各界連絡会」は同日夜、報告集会を開きました。住民からは「判決には納得できない。引き続きがんばっていく」「住民は高い水道料の押し付けに怒っている」との声が上がりました。
 真鍋宗平町長が判決について、同日発表したコメントを読み上げ、「この判決の内容では未来永劫、過大な府営水を押し付けられることになってしまう。町民の視点が欠けた判決で、容認できない。次の若い世代が暮らしていくためにもこの問題を解決していきたい」と述べました。
 「水を考える会」事務局の池田広子さんは、「判決は京都府の立場に立ったもので、住民の思いが反映されていない。終わってから怒りがこみ上げてきました。この府営水問題は、声をかければほとんどの住民が私たちに賛同してくれています。今後も住民の立場で声をあげていきたい」と訴えました。
 参加した住民からは「判決はひどいが、裁判をしたことによって府営水の問題点が明らかになってきた。もっと頑張っていきたい」「住民にちゃんと中身を伝えればどれだけひどいものか分かるはず。裁判や判決の中身を知らせて、たたかっていきたい」などの声が相次ぎました。