宇治川土のう流出問題 2月末に起こった、宇治川の塔の島の河床掘削工事中の土のう流出事故について、16日、日本共産党のこくた恵二衆院議員(代理)、浜田よしゆき衆院6区候補、前窪義由紀府議と宇治市会議員団(水谷修団長)が、淀川河川事務所に申し入れを行いました。
 この事故は、河床掘削工事に際して、仮設締切のために積み上げていた土のうが転倒・流出し、工事が中止になったというものです。この結果、撤去のための工事が新たに必要になり、工期が桜のシーズンにずれこむために、観光地宇治にとって重大な打撃になります。
 申し入れでは、事故の原因、経緯、責任を明らかにするとともに、原因と対応を市民に説明し、理解を得るまで掘削工事を中止すること、宇治川改修計画そのものを全面的に見直すことなどを、求めました。
 淀川河川事務所側からは、服部龍雄副所長と後藤佳明工務第一課長が対応。副所長は、「観光地でこんな事故を起こしてしまい、市民のみなさんにご迷惑をかけ、深く反省している」と謝罪したうえで、「事故原因については、施行計画書と現状を子細に分析し、究明したうえで、関係者に報告する」「土のうの撤去作業については、来週から着手し、さくらまつりや休日には作業を休止しながら、四月中旬までには終わらせたい」などと答えました。(H)