20100306-01.jpg 民主府政の会伏見連絡会は5日、伏見区の稲盛ホールで「くらし・いのちを守る府政の実現へ」と呼びかけた「春を呼ぶ伏見大集会」を開催し、650人が参加しました。
 開会挨拶で同会代表委員の岩佐英夫弁護士は今度の知事選は、国民のための政治を前に進めるかどうかの重要な全国的意義があると強調。これまで保守党を支えてきた医師会や農協・林業組合など諸団体も大きく変化してきており、南丹市議選での勝利など府民のいのちと暮らしを守る新しい政治・府政の出現を多くの府民が望んでいると述べました。府下最大の行政区で有権者23万をもつ伏見区で何としても勝利したいとの決意を訴えました。
 日本共産党の成宮まり子参院京都選挙区候補は「知事選をめぐる情勢と国政への影響について」と題して報告。ゆらぐ新政権と構造改革路線の最先端の山田府政をとりまく状況を簡潔に述べ、知事選勝利は正に日本を切り開く大きな鍵になっており日本共産党は全力をあげて闘うと決意を述べました。
 会場が盛り上がったところで舞台は府知事候補の門ゆうすけさん出演の小劇場へ。場面は府政リハビリ専門医の門先生の「伏見出張クリニック」。患者さんが多く訪れています。派遣切りで保険料も払えない青年は窮状を訴え。醍醐からの女性は無茶な開発で環境破壊の告発し、建築労働者からは最低賃金どころか仕事そのものがないとの声。中小業者は大手の企業が府の設備更新を一手につかんで地元中小業者にまわってこない実情を訴えました。これらの「患者」に対して門先生は、正確な診断と即実現可能な手だてを具体的に示しました。練習なしの即興劇の寸劇で、患者さんも白衣姿の門せんせいもマニフェストを盛り込みながらも楽しいアドリブで会場を沸かせました。同会代表委員で城南診療所の三宅成恒城所長は閉会挨拶で「いつも堅いまじめ一方でのお付きを合いしている門さんに、こんな役者さん顔負けの面があるなんて初めて知った」と驚嘆の感想を述べました。
 門ゆうすけ候補は、「MANIFESTO」ダイジェスト版に添って公約を説明し、ダイジェスト版の普及を訴えました。
 オープニングは伏見在住のシンガーソングライター・ケイ・シュガーさんがピアノ弾き語りライブで「多喜二レクイエム」や1978年の京都府知事選のテーマソングなどを熱唱しました。(仲野良典)