国会で審議中の高校授業料の無償化をめぐって、朝鮮学校を除外にする動きに対し、京都の宗教者や学者、文化人らが2日、鳩山首相にすべての高校生の授業料無償化を実現するよう要望書を送りました。
 要望書を送ったのは、有馬頼底(臨済宗相国寺派管長)、鶴見俊輔(哲学者)、森清範(清水寺貫主)、山折哲雄(国際日本文化研究センター名誉教授)ら13氏。
 要望書では、朝鮮学校を除外することはすべての子どもが教育を受ける権利があるという国際人権規約の趣旨や、法の下の平等の原則に違反すると指摘し、民主党のマニフェスト通りに公約の実現を求めています。
 
 要望をしたのは上記4氏の他に、井口和起(京都府立大学名誉教授)、上田正昭(京都大学名誉教授)、仲尾宏(京都造形芸術大学客員教授)、中塚明(奈良女子大学名誉教授)、日高六郎(元京都精華大学教授)、水谷幸正(仏教教育学園理事長)、水野直樹(京都大学教授)、宮城泰年(聖護院門跡門主)、本山美彦(京都大学名誉教授)の各氏。