「京都の定時制・通信制を考えるみんなの会」(林五月会長)は14日、上京区の平安会館で「15周年記念のつどい」を開き、45人が集いました。
 林会長は、あいさつで初めて進路相談会に参加して世話人を引き受けたいきさつを紹介。定例会や進路相談会で在校生、卒業生の生の声を初めて聞いて子どもの成長する姿から学んだ経験や教育委員会への申し入れや請願提出などを通じて理不尽な事に声をあげる大切さを知ったと語り「人生観が変わった」と心境を述べました。
 「写真と資料で振り返る15年のあゆみ」がスライドで紹介されました。愛知の「父母の会」のメンバーからは「愛知では、定時制・通信制は教育の最後のとりでと言われている」と発言。京都からは「京都では定時制・通信制は教育のパイロットランプと言われている」と紹介がありました。それぞれ名称は違っても「教育を受ける機会の保障と生徒ひとり一人に向き合う教育の大切さを表わしたもの。全日制や小中学校にも広げたい」との声も出されました。
 定時制・通信制の卒業生からは近況が語られ、参加者全員が励まされる集いになりました。