国政報告会 日本共産党舞鶴地区委員会は6日、舞鶴市内で穀田恵二衆院議員、成宮まり子参院京都選挙区候補を迎えて国政報告会を開きました。100人が参加しました。
 穀田議員は、国会の焦点である「政治とカネ」、来年度予算案、米軍普天間基地問題と第25回党大会でのJA全中や外国公使との交流のエピソードも交えて軽妙な語り口で報告しました。穀田氏は、国民のくらしを守るために、今、政府の経済政策を(1)大企業の内部留保を雇用と中小企業に還元する(2)社会保障の削減から充実へはっきり転換し具体的に踏み出す(3)それらを支える財源を、軍事費削減と大企業・大資産家に必要な負担を求める―の3つの転換が必要だと強調しました。
 成宮候補は、1月29日に取り組んだ政府交渉を詳しく報告し、「雇用や失業の課題で解決へ道筋が明らかになった問題がいくつか見えた」と強調。同時に、「自治体で制度化されている子どもの医療費助成を、国の制度とすることを求めると、厚労省は“コンビニ受診が広がる”“地域の医療体制がとれない”として拒否した。冷たい対応に“これが民主党政権の限界か”と感じた」と述べました。そして、「日本共産党の国会での議席の値打ちを再確認した。夏の参院選で勝利してバッジをつけて仕事をしたい」と決意を表明しました。
 参加者から、農林漁業や地域医療の再生や国の施策の現状と日本共産党の立場について質問が出されました。穀田議員が日本共産党の立場を述べるとともに、吉田さゆみ京都5区代表が、京都北部にかかわる政府交渉の内容を補足して答えました。
 参加者からは、「穀田さんの話は迫力があった」「“過渡的な情勢”を前にすすめる党の役割がよく分かった」「政府交渉の報告を聞き、共産党が、わしらの要求の実現のために、こんな活動をしていることを初めて知った」などの感想が寄せられました。(山内健)