日本共産党南地区委員会は30日、中小企業会館(京都市右京区)で下京区と南区の労働者が集う労働者まつりを開き、180人が参加。同党の成宮まり子参院京都選挙区を交えて、労働者のたたかいを交流しました。
 主催者あいさつで石川和司同地区委員長は、「労働者後援会で集うのは初めての試み。2010年を働くルールを守る社会にかえていく第一歩として、いっしょにがんばっていこう」と呼びかけました。
 成宮氏は、昨年1年間続けてきた京都駅でのホームレス支援の取り組みについて報告。「派遣の寮費、リース代などが給料より高く、働くほど借金がかさんだ」「仕事が見つからず、路上生活でも『助けてほしい』と言えないほど自己責任が横行している」などの実態を紹介し、「日本共産党が労働者の連帯のネットワークになり、『派遣切り』を許さないたたかいが広がっている。今年、働くルールを確立する年にするべく、4月の府知事選と7月の参院選で勝利したい」と訴えました。
 府知事選で勝利を目指す「民主府政の会」の門ゆうすけ候補があいさつ。府で雇用を守るために、緊急対策として住宅改修助成制度の創設や公契約条例の制定などを実施すると強調。同時に抜本的に雇用を確保する体制が必要とし、「医療・介護分野で雇用確保すれば、不十分な医療体制の充実にもつながる。府民の暮らし、いのちを守る府政を実現するべく、いっしょにがんばろう」と呼びかけました。
 「まつり」では各後援会によるバザーも開かれ、参加者はおでんや野菜、リサイクルショップなどを楽しみました。