伏見革新懇新春のつどい 昨年10月に活動を再開した伏見革新懇が24日、伏見区藤森のそうぞう館で「2010新春のつどい」を開き、各団体代表や個人40人が参加しました。
 第1部は、京都平和委員会の片岡明事務局長が「ときの焦点──沖縄・安保を語る」と題して記念講演。片岡氏は、軍事基地問題などすべて「日米安保条約の下に沖縄をはじめ国民が犠牲になってきた」と指摘。また外国の軍事基地が無くなっていく世界の流れに逆行し、自衛隊がますます米軍と一体化するなどの軍事同盟を厳しく批判しました。「普天間基地は移設でなく無条件に閉鎖し撤退返還させなければならない。日本国憲法を高くかかげて軍隊も基地もいらないという世論を大きくしていきましょう」と呼びかけました。
 第2部は、地元伏見藤森に住む京都沖縄県人会の大城敏信さんによる沖縄民踊の三線弾き語りでスタート。来賓あいさつで京都革新懇代表世話人の森川明さんは、民主党政権が揺れ動いている姿は、元々自民党の「構造改革」や、消費税、憲法問題でも競い合ってきたから簡単には変わらないと指摘。「総選挙で民主党が勝ったのでなく、自公政権への国民の怒りが勝った。 今こそ、有権者として立ち上がろう。そして門ゆうすけ知事の実現で京都を平和、命と暮らしの有力な発信地に」と訴えました。
 また、伏見革新懇代表世話人の三宅成恒さん(医師)が、医学部時代の沖縄出身者との思い出や、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員の国会質問にもふれながら、京都民医連の門ゆうすけ医師の活躍ぶりを披露。「門さんは話せば話されるほど光輝いてきています。京都は蜷川さんからの継承と革新勢力の伝統的な力があります。門さんのマニフェストを誠実に訴えれば必ず実現します」と述べると、参加者から共感の拍手が起こりました。
 代表世話人の藤沢薫さんの音頭で乾杯。交流では伏見の生健会、京建労、沖縄県人会、年金者組合、民商、消費税をなくす会、日本共産党や個人から課題や知事選への決意が述べられました。マジシャンによるマジックもありました。(仲野良典)