20100109-01.jpg 10日は七福神のゑびす神の誕生日。東山区の恵比寿神社をはじめ、大阪の今宮神社(今宮戎)や兵庫の西宮神社(西宮戎)など各地の恵比寿(恵比寿、恵比須、戎、夷とも書く)神を祀る神社は「十日ゑびす祭」で賑わっています。
 東山区の建仁寺の鎮守として創建された恵比寿神社は12日まで「十日ゑびす祭」が行われています。「商売繁盛笹持ってこい」と繰り返すかけ声も元気よく、景気回復と家運向上を願って大勢の参拝者や観光客が訪れています。名古屋からきた夫婦連れは「景気回復ですね。それと、健康、家運向上」を願ったと言い、山科から来た男性は「清掃関係の仕事をしていますが、やっぱり景気回復第一。世の中暗い事が多く、今年はもうちょっと良くなってほしい」と願を掛けたと言います。10日がゑびす大祭、11日の残り福には祇園宮川町の舞妓さんによる福餅の授与もあり12日は撤福祭で、期間中には数10万の参拝者が訪れるとのことです。
 西宮神社のゑびす神社では冷凍マグロが奉納されるように、ゑびす神は元々は漁の神とされていましたが、時代とともに商家では商売繁盛、農家では作神として祀られるようになり、鎌倉時代には、八幡市の石清八幡宮や奈良市の東大寺などでも勧進されていました。
 ゑびす祭は関西では正月10日ですが、江戸期には10月20日の春秋2回祀られました(鮪でなく掛け鮒)。
 また大阪や京都では江戸時代ごろから芸妓連さんが宝恵駕籠(ほえかご)に乗ってのお参りもあります。(仲野良典)