京都母親連絡会は太平洋戦争開戦日の8日、二度と戦争を起こさないようにと願いを込め、召集令状の「赤紙」を配布しました。京丹後から相楽地域まで府下28地域約70カ所で300人が参加しました。
 京都市内では同連絡会のメンバーら27人が四条通の河原町、烏丸、大宮でマイクを握り、「二度と戦争をしないようにと今の憲法ができました。世界に誇る憲法を守ろう」「祖父が赤紙1枚で戦場に連れて行かれ、戦死の通知がきた時、母はまだ幼く、悲しかった思い出を今も忘れていない」などと訴え、赤紙を配りました。
 「赤紙」を手にした年配の人は「今日は開戦の日でしたね。戦争は二度とこめんです」と語りました。修学旅行の中学生は「へえ、これが赤紙」と手に取り、大事そうにかばんにしまいました。(宮永宜代)