新婦人府本部大会 新日本婦人の会京都府本部(新婦人、森下総子会長)は29日、京都市内で大会を開き、▽子どもやお年寄りの医療費無料化、ヒブ・七価ワクチンの予防接収無料化▽2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議へ国際署名5万人分をめざすなどを柱にした次年度の運動方針と、門ゆうすけ知事実現へ「ひとの命とくらしが優先される京都府政にみんなの力で変えましょう」との特別決議を採択しました。
 運動方針はほかに、▽消費税増税を許さず、食料品を非課税に▽高校授業料無償化、給付型奨学金制度など新政権の公約実現を求める▽新政権に男女平等のため民法改正などの取り組みを求める―などです。
 森下会長はあいさつで、新婦人がこれまで核兵器廃絶の取り組みを続けてきた結果、国連からも発言権を認められた団体に成長している歴史を紹介。「来年のNPT再検討会議にむけて、核兵器廃絶の取り組みを強めましょう」と訴えました。
 来ひんとして日本共産党の成宮まり子京都国政委員長(参院京都選挙区候補)、来春の府知事選に出馬表明した門氏らが参加。成宮氏は、「政府は、国連の女性差別撤廃委員会からの『男女平等が実現されていない』という勧告を守るべき。私たちは『建設的野党』として政府に働きかけます」と決意を述べました。
 門氏は、「みなさんのヒブワクチン予防接種無料化、子どもの医療費無料化などの要求は、私のマニフェストの骨子にも反映させていただいています。実現にむけていっしょにがんばりましょう」と訴えました。
 選出された役員は次の通りです(敬称略)。
 ▽会長=森下総子▽副会長=井坂洋子、村上ひろみ▽事務局長=魚山栄子▽事務局次長=澤田季江(いずれも現)。