民医連学習会 京都民医連は12日、「核兵器のない世界を」署名推進のために学習交流決起集会を開催、54人が参加しました。開会あいさつに立った尾崎望会長は、核兵器廃絶への世界の変化を確信に、これまでの経験を大いに交流して5万筆の署名目標のためにがんばろうと呼びかけました。
 学習会では、近畿高看校長の若田泰先生が「医療従事者と戦争-民医連はなぜ戦争に強く反対するのか」と題して講演、民医連綱領改定案で憲法と核兵器廃絶が明記されていることも触れながら、731部隊など日本の医学界の戦争犯罪を詳しく解明し、医療従事者として、いのちを抹殺する戦争に反対し、平和のためにたたかうことの重要性を強調しました。
 署名のとりくみの交流では、○世界大会に参加した青年が被爆者の思いを受け継ぐ最後の世代であることを自覚して署名にがんばっている(吉祥院病院)、○ピースチャレンジャーに登録した人のほとんどが目標を達成し牽引車の役割を果たしている(上京病院)、○中央病院で父親がつらい被爆体験を語ったことがきっかけで平和運動に積極的にとりくむようになった。街頭では声援も受け、若者、外国人も気軽に署名をしてくれる。父親と一緒に署名にがんばっている(被爆2世・第二中央病院)、○大所帯でエンジンがかかるのが遅かったが、1000筆近く集めている職員がいる。断られない署名、一筆が世界を変える署名だ(中央病院)、○一日35筆以上を目標にがんばって、いま1305筆になっている。夏の暑い日はつらかったが、お寺の前で一日立ったこともあった。NPTまでに2000筆集める(第二中央病院友の会)などの発言がありました。
 県連事務局からは、11月7日に開かれた全日本民医連の署名推進活動交流集会(東京)の報告がなされ、8月までの署名月間の勢いをとりもどし、全職員、共同組織が一丸となって目標をやりきろうとの訴えがおこなわれました。
 京都民医連では、NPT代表派遣目標5人のうち、8月末までの署名推進月間の上位2人(1033筆集めたふくちやま診療所所長の医師と922筆集めた中央病院職員)が決定しています。署名の到達は目標5万筆にたいして27,412筆です(11日現在)。(小杉功)