京都府職労連大会 京都府職員労働組合連合(京都府職労連、森吉治委員長)の第2回定期大会が10月31日、京都市左京区の教育文化センターで開かれ、京都でも構造改革路線の転換を、府民本位の京都府政に転換を―などの2010年度運動方針を採択しました。
 運動方針は、○新たな政治情勢のもとで、国民的・府民的共同を広げ、要求実現の大運道、憲法を守りくらしのすみずみに生かすとりくみの強化、○京都府に働くすべての労働者が団結し、安心して職務に専念できる賃金・労働条件の確立、○府民の願い集め、「経営改革」の名による府民サービスの低下、職場破壊を許さず、知事選勝利で地方自治の本旨が生きる働きがいのある京都府政をめざす、○「組合員が主人公」を基本に全組合員の願いと力を結集した職場からの活動の展開と府に働く全ての労働者の期待に応える組織の強化・拡大-などです。
 あいさつに立った森委員長は、今年の大会が、来年春に知事選挙を控え、府職労連がどう闘っていくのかしっかりと意思統一する大会であると述べ、府政転換にかかわって3つの「再生」を強調しました。第1は「府民の暮らしの再生」として、構造改革でズタズタにされた暮らし、雇用、医療や社会保障を憲法25条に基づき保障する頼りがいのある府政に、第2は「地方自治の再生」として、市町村合併や道州制に反対し、京都府が地方自治再生のために舵を切ること、第3は「職場の再生」として、職場の働くルールの確立と働きがいのある職場への再生を―と呼び掛けました。
 日本共産党の成宮まり子京都国政委員長(参院京都選挙区候補)、京都総評の岩橋祐治議長、京都自治労連の田村治子書記長、京教組の藤本雅英委員長が連帯のあいさつを述べました。
 また、来年春の京都府知事選挙に立候補を表明した民医連第二中央病院院長の門祐輔氏があいさつ。府内各地を回り、府政が見えないとの声が上がっていることに対し、府職員が頑張っていると府民に実感されるように「公の信頼を取り戻そう」と呼びかけました。(F)
 選出された役員は次の通りです(敬称略)。
 ○執行委員長=森吉治、○副委員長=中島正雄、多田哲子、山口祐二(以上再)、土肥昌弘(新)、○書記長=高橋幸信(新)、○書記次長=西野弘、増田勝(以上再)、福島功(新)。