自民党やめる、共産党を応援する 30日投票の衆院選について、京田辺市の農民Tさん(76)は、次のように語っています。(「週刊しんぶん京都民報」8月30日付)
 私は自民党員ですが、もう党員をやめます。18歳で家業の農家を継いで以来およそ60年、米を作ってきましたが、今ほど苦しい時はありません。約1ヘクタールほどの田んぼを持っていますが、赤字続きで生活できません。コメ貿易が自由化され、外国米の値には太刀打ちできず、まったく売れない状況です。以前は土地を売って工面することもできましたが、今は地価も下がっているため八方ふさがりです。
 加えて、今年76歳になり「後期高齢者」となりました。妻が扶養控除から外され、この1年で30万円も負担が増えました。サラリーマンの息子の収入でなんとかしのいでいますが、農業のみの収入では生活できないと思います。これでは若い人が日本で農業を継いでいくことなんて無理でしょう。
 ここまで生活を追い詰めた政治はきっぱりと終わってほしいです。また、民主党はマニフェストで日米FTAの交渉促進と明記していますが、そんなことをしたら農家はやっていけません。今度は価格保障・所得補償で1俵当たり1万8千円を確保する日本共産党を応援します。