五条陶器まつり 京の夏の風物詩、「京都・五条坂陶器まつり2009」が7日始まりました。五条大橋東詰めから東大路までの五条通り両側は500店の焼き物露店が並び、大勢の人でにぎわっています。
 地元清水焼をはじめ有田、瀬戸、九谷、信楽焼きなど各地から出展する全国一の総合焼き物市の様相で、若い新進作家達の店も繁盛しています。元々は六道珍皇寺の精霊迎えに参拝した人々をあてこんで大正時代から始まった露店市といわれています。
 三重県から来た若い女性は「初めて来ました。こんなににぎやかでいろいろな焼き物があってとても楽しいです。値段も手頃で小皿と湯飲み茶碗を買いました」と言います。可愛い孫連れで上京区から来た女性は「10年ぶりに来ました。お父さんのカレーのお皿を買うつもり。でも、もうお茶碗など買ったし…」とニコニコ顔で品定め。露店主が「こんな見事な清水焼茶碗、手が震えて汗もでるけど半額にしときまっせ!」と元気に呼びかければ、お客さんは「もうちょっとまけて」。こんなやり取りの後、3個買っていました。陶器まつりは10日まで。連日午前9時から午後11時まで(京阪五条駅下車すぐ)。(仲野良典)