平和の鐘 64年前に広島に原爆が投下された6日朝、京都府内各地の寺社で「平和の鐘」がつかれました。
 京都市上京区の立本寺大輪院では、「平和の鐘をつく会」(古武博司代表)が催し、近隣住民ら20人が参加しました。原爆投下の午前8時15分に黙祷した後、参加者全員で鐘をつきました。
 終了後、参加者による懇談会が行われ、古武代表が同寺のある西陣地域にも戦争中、爆弾が投下された事実を紹介し、「戦争の事実を若い世代に伝えていきましょう」と訴えました。
 参加者からは、「日暮出水上ルに家があったが爆弾で壊された」「逃げているところに空から機銃を撃たれた。本当に怖かったから戦後に平和の運動をしてきました」など、体験や思いが語られました。
 最後に、石田良正住職が「オバマ米大統領が核兵器廃絶を宣言されたが、それを封じようとする動きもあるらしい。もっともっと平和運動をつよめていきましょう」と述べました。
 日本共産党のこくた恵二衆院1区・比例近畿重複候補、迫祐仁府議、蔵田共子京都市議が参加し、こくた氏が「オバマ米大統領の発言など、世界で核兵器廃絶に向けての新しい画期が生まれている。今こそ政治の責任で核兵器廃絶へ努力したい」とあいさつしました。