9日開かれた京都市議会まちづくり消防委員会で、オリックス不動産が梅小路公園(下京区)に建設を計画している水族館の概要が明らかになり、日本共産党議員団はもとより自民党議員団からも水族館建設に批判が相次ぎました。
 日本共産党の井上健二市議は、水族館計画の詳細な説明を求め、駐車場や新たな進入道路は京都市が整備することが明らかになりました。
 井上議員は、JR西日本が同公園で計画している「鉄道博物館」を水族館と一体のものとして「開発構想届」に出していることを批判し、「水族館と鉄道博物館は別の事業として提出すべき。あくまで建設を決めるのは市民自身。市が『市民しんぶん』などで水族館建設を既成事実のように先行させるのは許されない」と追及しました。
 自民党の井上与一郎市議は、「ポンデザール橋のこともあり、市民意見によって、大きな変更もあり得る。すべてはこれからやと思っている」「道路や駐車場の整備などはどうするのか。市が損するようなことはするべきではない。いったん止まって、市民がついてきてくれているものになってほしい」などと質問しました。