円満寺のアジサイ 福知山市夜久野にある真言宗の円満院は、1500株のアジサイが境内を彩るあじさい寺として親しまれています。28日は同寺院であじさい祭が催され、地元の皆さん80人が集まり、日本舞踊やコントなどを観賞したり草餅つき体験などで楽しい一時を過ごしました。遠路からアジサイを求めて訪れる人も多く同日は賑わっていました。山崎淳道(じゅんどう)住職や門徒は「ここのアジサイは比較的あたらしいですが、みなさん方に楽しんでもらっております」と話していました。
 同寺は730年頃(天平年間)、丹波、丹後、但馬の3国が交わる富久貴山頂に行基によって広大な寺院が創設されたと伝えます。保元・平治の乱など度重なる戦乱で荒廃し、1401年(応永8年)に同山中腹の現在地に千手観音を本尊として再建されました。(仲野良典)