日本共産党の井上さとし参院議員・参院国会対策委員長は14日、京都市左京区の養正小学校で開かれた党演説会で、「自民と民主の危険な悪政競い合いに正面から立ち向かう日本共産党を大きく伸ばして」と目前に迫った総選挙での勝利・前進を訴えました。
 演説会には600人が訪れ、運動場に第2会場が設けられました。井上氏は冒頭、今の政治を「航海中の客船」として問うた世論調査結果が「舵が故障」50%、「座礁し、沈没」31%だったとして、「自公政治にこの国の舵取りをもう任せられないというのが国民の声」と指摘。今の政治が社会の将来像を描けない中、総選挙では21世紀の日本の進路が問われるとして、「暮らしを守るルールある経済社会」と「憲法9条を生かした自主・自立の外交」への転換という2つの旗印をかかげてたたかう日本共産党の政策と立場を詳しく説明しました。
 また、経済でも外交でも古い政治の枠組みの中にある自民、民主両党が競い合う中身に危険があるとして、自衛隊海外派兵や憲法改定、衆院比例定数削減などの問題を示し、「悪政の競い合いという危険な方向に正面から立ち向かえるのが日本共産党。比例代表で大きく躍進させ、小選挙区では原さんを押し上げてほしい」と呼びかけました。
 瀬戸恵子衆院近畿比例候補は、「大企業に非正規切り中止を迫ることが最大の景気対策。日本共産党を大きく伸ばし、派遣労働を規制する、人間らしく希望持って働けるルールをつくりたい」と強調し、原としふみ京都2区候補は、「自民、民主は憲法改悪でも競い合っている。日本を再び戦争する国に変えようという危険な動きに審判を下し、憲法9条生かした平和外交への転換を実現したい」と訴えました。